初心者が学ぶ無人航空機

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学科試験の出題形式は?問題数・合格基準・受験の流れを整理

ソラタ

「学科試験って一等と二等で問題数が違うの?どんな科目が出る?」試験の概要と出題範囲を整理します。

この記事の要点

無人航空機操縦士の学科試験はCBT(コンピュータベーストテスト)方式で実施される。一等は70問(75分)、二等は50問(30分)が目安で、合格基準は全問題の75%以上正解とされている。

指定試験機関(日本海事協会ClassNK)のテストセンターで随時受験できる。受験申込はDIPS2.0(国土交通省のオンラインシステム)で行う。

無人航空機の技能証明取得を目指す上で、学科試験は誰もが避けて通れないステップです。「問題数はどのくらい?」「合格基準は何割?」「どこで受けるの?」といった疑問は、勉強を始める前に把握しておきたいところです。

この記事では、学科試験の方式・出題数・出題範囲・合格基準・受験の流れについてまとめます。最新の詳細数値は必ず指定試験機関・国土交通省の公式情報でご確認ください。

一言でいうと、学科試験は全国のパソコン試験会場で予約して受けるスタイルで、自動車免許の学科試験に近いイメージです。

CBT方式とは

CBT(Computer Based Testing)とは、コンピュータの画面上で問題に答える試験形式です。紙の試験と異なり、全国各地に設置されたテストセンターで、受験者が都合の良い日程を予約して受験できます。

特定の試験日に全員が集まる形ではなく、随時(年間を通じて)受験できるのがCBT方式の大きな特徴です。問題はランダムで出題されるため、問題の使い回しができない仕組みになっています。

一等・二等の出題数と試験時間

一等と二等では出題数・試験時間が異なります。以下の表は目安です。

正確な数値は指定試験機関・国土交通省の最新情報でご確認ください。

区分問題数(目安)試験時間(目安)合格基準(目安)
一等70問75分75%以上正解
二等50問30分75%以上正解

一等の方が問題数・試験時間ともに多く、求められる知識の幅も広くなります。

出題範囲

学科試験の出題範囲は、無人航空機の運航に必要な幅広い知識をカバーしています。主な出題分野は以下のとおりです。

無人航空機に関する規則

航空法・関係法令・飛行禁止空域・飛行方法が対象です。制度の根拠となる法令知識が問われます。

機体の知識

機体構造・飛行原理・整備・点検に関する内容です。ドローンの仕組みと正しい維持管理を理解することが求められます。

気象

天気図・風・雲・気象現象と飛行への影響が出題されます。気象と安全飛行の関係を理解しておく必要があります。

電波・GNSS

電波法・周波数・GNSS測位の仕組みが範囲です。無人航空機が使用する電波と通信の基礎知識が問われます。

運航上のリスク管理

ヒューマンファクター・安全管理・緊急対応が含まれます。特に一等はリスク管理の範囲が広くなります。

特に一等は出題範囲が広く、法令・機体・気象・電波・リスク管理の各分野をバランスよく学習することが大切です。

合格基準と不合格時の再受験

合格基準は全問題の75%以上正解とされています(詳細は指定試験機関・国土交通省の最新情報でご確認ください)。

不合格の場合は、一定の待機期間を経た後に再受験が可能です。再受験の際も同様にDIPS2.0から申込を行います。

何度でも受験できますが、受験のたびに受験手数料がかかります。

受験申し込みの流れ(DIPS2.0)

学科試験の申込は、国土交通省のDIPS2.0(ドローン情報基盤システム2.0)を通じて行います。大まかな流れは以下のとおりです。

ステップ内容
DIPS2.0にアカウント登録・ログイン
学科試験の受験申請を行い、受験手数料を納付
指定試験機関(ClassNK)のシステムでテストセンター・日時を予約
テストセンターで受験
試験終了後、結果を確認

詳細な手続き方法・手数料については、DIPS2.0の公式ガイドおよび指定試験機関の案内をご確認ください。

技能証明の交付手続き(学科・実地・身体検査合格後の申請フロー)については、無人航空機の飛行の安全に関する教則(下図)で確認できます。

技能証明の交付手続き(国土交通省 無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版 p.28):指定試験機関での学科・実地・身体検査合格後に交付申請。学科合格なしに実地試験受験不可
出所:国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版」(2026年2月)p.28 技能証明の交付手続き:指定試験機関での学科試験・実地試験・身体検査に合格した後、交付申請を行う。学科試験に合格しないと実地試験の受験申請ができない。登録講習機関の修了審査合格者は実地試験が免除される。

学科試験で混同しやすいポイント

「CBT方式」は試験の実施形式(コンピュータ・テストセンター・随時受験)を指すものです。「指定試験機関が実施する」という点も頻出です。

登録講習機関(スクール)の修了審査とは別の試験であり、学科試験は登録講習機関ルートでも免除されない点は特に注意が必要です。

混同しやすい用語

学科試験:指定試験機関(ClassNK)がCBT方式で実施。登録講習機関ルートでも免除なし。

修了審査:登録講習機関が実施する実技審査。合格すると実地試験が免除されるが、学科試験とは別物。

学科試験対策|管理人の一言

学科試験はCBT方式なので「試験日に一発勝負」ではなく、準備が整ったら予約して受けられます。逆に言えば、なんとなく後回しにしがちです。

出題範囲が広いので、まず法令・機体・気象の3分野から手をつけるのがおすすめです。合格基準の75%という数字は暗記必須です。

一問一答

Q1. 学科試験はどのような方式で実施されるか?

A1. CBT(コンピュータベーストテスト)方式。全国のテストセンターで随時受験できる。

Q2. 二等の学科試験の問題数と試験時間の目安は?

A2. 50問・30分が目安(詳細は指定試験機関・国土交通省の最新情報でご確認ください)。

Q3. 登録講習機関(スクール)を修了した場合、学科試験は免除されるか?

A3. 免除されない。学科試験は全員が指定試験機関で別途受験する必要がある。

まとめ

学科試験はCBT方式で、全国のテストセンターで随時受験できます。一等は70問75分、二等は50問30分が目安で、合格基準は75%以上正解です。

受験申込はDIPS2.0で行い、登録講習機関(スクール)を利用しても学科試験は免除されません。受験前に必ず指定試験機関・国土交通省の最新情報で確認しておきましょう。

関連記事:機体認証と技能証明の概要 指定試験機関と登録講習機関の違い DIPS2.0での申請方法

参考資料

・航空法(昭和27年法律第231号)第11章

・無人航空機の飛行の安全に関する教則(国土交通省 第4版)

・国土交通省 無人航空機操縦者技能証明等

この記事を書いた人

ソラタ

30代。二等無人航空機操縦士の技能証明取得を目指して勉強中。学科試験で詰まったポイントを整理してお伝えします。