初心者が学ぶ無人航空機

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無人航空機とドローンの違いは?航空法での定義・規制範囲を整理

ソラタ

「試験では「ドローン」と言わずに「無人航空機」と書けって言われたけど、何が違うの?」法令上の定義と重量基準を整理します。

この記事の要点

「ドローン」は一般的な呼称で、航空法の正式用語は「無人航空機」です。2022年(令和4年)6月の航空法改正により、100g以上(機体本体とバッテリーの合計重量)の遠隔操作・自動操縦の機体が「無人航空機」として規制対象になりました。

学科試験では「無人航空機」という用語が使われます。どちらの言葉がどこで使われるかと、規制対象となる重量の基準を押さえることが最初のステップです。

「ドローン」という言葉は日常的によく使われますが、航空法では「無人航空機」と表現されます。試験勉強では「航空法上の正式な用語は何か」「どの重量から規制対象になるか」を分けて理解することが大切です。

ザックリ言うと、「ドローン」は日常語で、法律の正式用語は「無人航空機」。試験では常に「無人航空機」が使われます。

航空法が定める「無人航空機」の定義

航空法では、無人航空機を「構造上人が乗ることができない飛行機・回転翼航空機・滑空機・飛行船であって、遠隔操作または自動操縦により飛行させることができるもの」と定義しています。

2022年6月20日施行の改正航空法では、この「無人航空機」に該当する重量の基準が「200g以上」から「100g以上(機体本体とバッテリーの合計重量)」に変更されました。バッテリー以外の取り外し可能な付属品の重量は含みません。

100g未満の機体は、航空法上「模型航空機」として扱われ、無人航空機の規制(飛行禁止空域・飛行方法等)は適用されません。ただし、小型無人機等飛行禁止法など他の法令の対象になる場合があります。

航空法における無人航空機の定義(100g以上・遠隔操作または自動操縦・構造)については、無人航空機の飛行の安全に関する教則(下図)で確認できます。

航空法における無人航空機の定義3要件(国土交通省 無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版 p.7):重量100g以上・遠隔操作または自動操縦・航空機等の構造
出所:国土交通省「無人航空機の飛行の安全に関する教則 第4版」(2026年2月)p.7 航空法上の無人航空機の定義:①飛行機・回転翼航空機等の構造を有すること、②遠隔操作または自動操縦により飛行させることができること、③重量が100g以上であること(2022年改正で200gから変更)の3要件を満たすものが規制対象。

「ドローン」という呼称について

「ドローン」は英語の俗称で、もともとは「雄バチ」を意味し、無人機の飛行音がバチに似ていたことから広まりました。現在は主にマルチコプター(複数のプロペラを持つ機体)を指す場合が多いですが、固定翼型・回転翼型も含む広い概念として使われることもあります。

航空法や国土交通省の教則では「無人航空機」という用語が使われます。学科試験でも「ドローン」ではなく「無人航空機」で出題されます。

「ドローン ≒ 無人航空機」と理解したうえで、法令上は「無人航空機」を使うと覚えましょう。

「ドローン」と「無人航空機」の使われ方の違い

項目ドローン無人航空機
使われる場面一般呼称・報道・日常会話航空法・教則・学科試験
法令上の定義なし(慣用語)航空法で定義
重量基準明確な基準なし100g以上(機体本体+バッテリーの合計重量)
含まれる機体の種類マルチコプターを指すことが多いマルチコプター・固定翼・回転翼など
100g未満の機体小型ドローンとして呼ばれることも模型航空機として扱われ規制対象外

学科試験で混同しやすいポイント

学科試験では「無人航空機の定義」や「規制対象となる重量」が問われることがあります。「ドローン」と「無人航空機」が別々のものというよりも、「法令上の正式な呼び方は無人航空機」「100g以上が規制対象」という2点を押さえることが重要です。

また、「模型航空機(100g未満)」と「無人航空機(100g以上)」の区別も基礎知識として確認しておきましょう。

混同しやすい用語

無人航空機:航空法上の用語。100g以上(機体本体とバッテリーの合計重量)の遠隔操作・自動操縦の機体。

マルチコプター・固定翼・ヘリコプター型を含む。

ドローン:一般的な呼称。法令上の定義はない。

主にマルチコプターを指すことが多い。

模型航空機:100g未満の機体。航空法の無人航空機規制は適用されないが、他の法令は適用される場合がある。

学科試験対策|管理人の一言

「ドローン=無人航空機」と理解して進めれば問題ありません。学科試験では「無人航空機」として出題されます。

「100g以上が規制対象」「100g未満は模型航空機」という区別が基礎の基礎です。制度は改正される可能性があるため、受験前は国土交通省・指定試験機関の最新情報を確認してください。

一問一答

Q1. 航空法で「無人航空機」に該当するのは何g以上の機体か。

A1. 100g以上(機体本体とバッテリーの合計重量)。2022年改正で200gから引き下げられた。

Q2. 「ドローン」は航空法上の正式用語か。

A2. いいえ。「ドローン」は一般呼称。

航空法の正式用語は「無人航空機」。

Q3. 100g未満の無人機は航空法上どのように扱われるか。

A3. 模型航空機として扱われ、航空法の無人航空機規制(飛行禁止空域・飛行方法等)は原則として適用されない。

まとめ

「ドローン」は一般呼称、航空法の正式用語は「無人航空機」です。100g以上(機体本体とバッテリーの合計重量)の機体が規制対象で、100g未満は「模型航空機」として扱われます。

学科試験では「無人航空機」で出題されるため、この切り替えを意識しましょう。制度・数値は改正される可能性があるため、最新情報は国土交通省で確認してください。

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参考資料

・航空法(昭和27年法律第231号)

・小型無人機等飛行禁止法(平成28年法律第9号)

・電波法(昭和25年法律第131号)

・国土交通省 無人航空機(ドローン・ラジコン機等)の飛行ルール

この記事を書いた人

ソラタ

30代。二等無人航空機操縦士の技能証明取得を目指して勉強中。学科試験で詰まったポイントを整理してお伝えします。