ソラタ
「一等と二等って何が違うの?二等を取ってから一等を取り直す必要がある?」飛行できる条件と試験内容の差を整理します。
この記事の要点
一等は「第三者上空(カテゴリーⅢ)を含む特定飛行」が可能で、二等は「カテゴリーⅡまでの特定飛行」に対応します。学科試験の問題数は一等が70問、二等が50問です。
どちらが必要かは「飛行する場所と状況」によります。第三者上空での業務(配送・点検など)を想定する場合は一等が必要です。
無人航空機操縦者技能証明には「一等」と「二等」があり、どちらを取得するかは飛行の目的と場所によって変わります。学科試験の内容・実地試験の範囲・できる飛行の違いを順に整理します。
ザックリ言うと、人の真上を飛べるかどうかが一等と二等の最大の違いです。
最も重要な違いは「第三者上空(カテゴリーⅢ)の飛行ができるかどうか」です。
二等は、夜間・目視外・DID・150m以上などのカテゴリーⅡ相当の特定飛行を行うための証明です。ただし、第三者が存在する空域(カテゴリーⅢ)は対象外です。
一等は、カテゴリーⅢ(第三者上空の特定飛行)を含む、より高リスクの飛行が想定されます。
機体認証・技能証明とカテゴリー飛行の関係(一等でカテゴリーⅢ・二等でカテゴリーⅡB)については、無人航空機の飛行の安全に関する教則(下図)で確認できます。
学科試験の問題数と内容は一等と二等で異なります。一等は二等の出題範囲に加えて、一等独自の科目(より高度な運航リスク管理・緊急手順など)が加わります。
| 項目 | 一等 | 二等 |
|---|---|---|
| 学科試験 問題数 | 70問 | 50問 |
| 対応する飛行カテゴリ | カテゴリーⅢ(第三者上空含む) | カテゴリーⅡまで |
| 実地試験の範囲 | より高度な飛行・緊急手順含む | 基本的な特定飛行 |
| 技能証明の有効期間 | 3年 | 3年 |
| 機体認証との組み合わせ | 型式認証(第一種)が必要な場合あり | 型式認証(第二種)等と組み合わせ |
国土交通省が登録する登録講習機関(スクール等)で修了した場合、学科試験・実地試験の一部が免除される場合があります。免除の範囲や条件は、指定試験機関の最新情報を確認してください。
「一等を持っていれば二等でできることはすべてできる」という理解は概ね正しいですが、機体認証(型式認証の種別)との組み合わせも関係します。一等技能証明があっても、機体側の機体認証が第二種のままでは第三者上空飛行はできません。
混同しやすい用語
一等無人航空機操縦士:カテゴリーⅢ(第三者上空)を含む特定飛行が可能な技能証明。学科試験70問。
二等無人航空機操縦士:カテゴリーⅡまでの特定飛行に対応する技能証明。学科試験50問。
Q1. 第三者上空での飛行(カテゴリーⅢ)に必要な技能証明はどちらか。
A1. 一等無人航空機操縦士。
Q2. 二等の学科試験の問題数はいくつか。
A2. 50問。一等は70問。
Q3. 技能証明の有効期間は何年か(一等・二等共通)。
A3. 3年。
一等は第三者上空(カテゴリーⅢ)を含む特定飛行に対応し、二等はカテゴリーⅡまでの特定飛行に対応します。学科試験は一等70問・二等50問です。
どちらが必要かは飛行の場所・状況・用途によって判断します。詳細は指定試験機関の最新情報で確認してください。
関連記事:機体認証と技能証明の違いは? カテゴリーⅠ・Ⅱ・Ⅲ飛行の違いは?
参考資料
・航空法(昭和27年法律第231号)第11章
・無人航空機の飛行の安全に関する教則(国土交通省 第4版)
・国土交通省 無人航空機操縦者技能証明等
※ この記事の制度確認日:2026年5月
学科試験対策|管理人の一言
「一等は第三者上空が可能、二等はカテゴリーⅡまで」という区別が基本です。問題数(一等70問・二等50問)も確認しておきましょう。
ただし、制度・試験内容は変更される可能性があるため、受験前は指定試験機関の公式情報を必ず確認してください。